弦が高いと感じたら・・・







「弦が高くて弾きにくいので駒を削って下さい」
このように楽器を持ち込まれることが良くあります。弦と指板の間隔が広すぎると弦が高いと感じられ、弦が押さえづらくなります。 弦を押さえるのにより大きな力が必要になりますし、指先も痛くなりますので、こういう状態は解消する必要があります。 そして駒を低くして弦の高さを下げるのはそのための一つの方法です。しかし、駒を削るのがすべてのケースに於いて 良策であるとは言えないのです。







@ナットが高い場合
弦高は駒に近づくにつれて高くなります。ですからハイポジションで弦が高い場合には駒を削って高さを下げることが有効なのです。 しかし1stポジションで弾いたときに弦が高いと感じる場合は、ナット(糸枕)が高い可能性の方が大きいのです。この場合、ナットを削って低くすることで随分弾きやすくなると思います。 A指板の反りがきつすぎる場合
前号でも触れましたが、指板は長さ方向の中央付近が最も低くなるよう緩やかなカーブ(反り)がつけられています。しかし、このカーブがきつすぎると弦が高く感じられます。 この場合指板全体を削り直すか、指板を交換する必要があります。